INC January&March&April ニコニコ超会議予選 使用構築
今回紹介するのは、INC January&March&Aprilで自分が使ったパーティー。
コンセプトはこのちょっと前に流行だした砂スイッチ。
勝率は、INC3大会合わせてtotalで約85%でした。目標が1700だったので、レートはそんなに高くありません。ニコニコ超会議予選では、パーティーが全く刺さっていなかったため、勝率65%という残念な結果でした。特にシュバルゴとローブシンが芸人すぎて、メガホーンやアームハンマーを外しまくったため、このパーティーは解散の流れになりました>< この2つの技は当たれば強いのですが、だいたい1発目を外して涙目になることが多く、INC Aprilやニコニコ超会議の頃には使っててストレスが溜まるようになりました(´◔‿ゝ◔`)
以下個別紹介
◆クレセリア@オボン <浮遊> 生意気
実数値:222-*-148-115-176-81 努力値:212-0-60-156-78-0
・持ち物オボンよりH実数値偶数
・無振りボーマンダが冷凍ビームで確定1発
・Dダメージ計算のとき効率がいいように 11n
嫁ポケの1匹。
よくあるテンプレ配分のクレセリアですね。
クレセランドでランドの蜻蛉もしくはラティで1匹倒した後、反撃の相手の攻撃でラティを落としてもらってからトリル展開、またはクレセラティの手助けジュエル流星群でジュエル流星群耐えのポケモンを強引に落としにいきます。
ドラゴンポケ、格闘ポケ、霊獣ランドを狩る要員でもあります。霊獣ランドはタスキかヤチェが多いので(スカーフの場合1発で倒せるから除外)、気をつける必要がありますね。火力にそこそこ振っているので殴り役としてもそこそこ機能するのもいいですね。
◆ラティオス@ドラゴンジュエル <浮遊> 臆病
実数値:155-*-100-181-131-178 努力値:0-0-0-248-8-252
流星群 サイコショック 目覚めるパワー地面 守る
・HPは奇数になるように調整
・最速
手助けジュエル流星群で油断している高耐久ポケモンを吹き飛ばすために流星群は確定、モロバレルや格闘ポケモンを処理するのにサイコショック、このパーティーが苦手なヒードランを処理するのに目覚めるパワー地面を入れました。
この目覚めるパワー地面ですが、当時(臆病)残飯ヒードランがそこそこ流行っていたため、ラティオスの流星群を受けに出てくることが多かったので採用しています。流星群でCが2段階下がった後でも、手助けと組み合わせればそこそこの火力が出るため、油断しているヒードランに一矢報いることができます。
当初はH振りのハッサムが多かったので、流星群をハッサムが受けにきても手助け流星群で吹き飛ばせたりしたのですが、耐久に振った個体も見るようになったためそれも安易にはできなくなりましたが。
このめざパは地面か炎で迷いました。炎の場合にはラティオスに珠を持たせたいのですが、珠はブシンで確定なので非常に迷いどころでした。めざ炎を採用する場合、ヒードランがさらに重くなるため、ローブシンの代わりに水ロトムの採用が考えられますが、自分にとってトリル下で大暴れできる遅いポケがシュバルゴ1匹しかいないのは心もとなかったので今回は採用を見送っています。
手助けジュエル流星群でジュエル流星群耐えのポケモンを吹き飛ばせるのはいいのですが、後ろからハッサムを投げられると積まれて全抜きされてしまうというのがこの戦法のダメな点でした。この点が改善点です。
◆シュバルゴ@虫のジュエル <虫の知らせ> 勇敢
実数値:177-205-125-*-126-22 努力値:252-252-0-0-4-0
メガホーン アイアンヘッド 身代わり 守る
・H252振りメタグロスを手助けジュエルメガホーンで確定1発
・無振りウルガモスを手助けジュエル(虫の知らせ)メガホーンで確定1発
・最遅
トリル下で大暴れするポケモン。トリルした後は相手がターンを稼ぐために守るをしてくることが多く、それを読んで身代わりを貼ります。手助けジュエルメガホーンは等倍のポケモンだったらほぼ吹き飛びます。
なぜダメージ計算のところにウルガモスが手助けジュエルメガホーンで落とせると書いてあるかというと、トリルが切れた後にクレセシュバルゴとウルガモスが対面した場合、シュバルゴ守る&クレセトリルを読んでクレセに虫のさざめきをうってくることがあるため(クレセの残りHPにもよりますが)、勝ち筋が一応残ってるということを書いておくためです。
シュバルゴがあまりにも流行りすぎたため、それをメタった炎のパンチ持ちタンガバンギなるポケモンがINC Marchあたりからちょくちょく見られるようになったため、バンギに安易にメガホーンを打てなくなりました(手助けしなくてはいけない)。
砂スイッチ系の鋼枠はもともとは最遅クレセ-1のS実数値80に調整したメタグロスが務めていましたが、トリル下でそれより早く動くことのできるシュバルゴに完璧にその座を奪われてしまいました。また、同時期にメタグロスの主力技であるコメットパンチや思念の頭突きの命中率が100%でないことからハッサムが流行り始めたのもメタグロス衰退の一因ですね(もっとも剣の舞ハッサムは海外の有名強者がすでに使っていたとの情報もありますが)。
シュバルゴの欠点は、主力技のメガホーンの命中率の低さ、カポエラーや霊獣ランドロスの威嚇をうまく入れられるとトリル下での圧倒的火力が下がってしまい、敵を倒しきれないためうまくターンを稼がれてしまうことが挙げられます。後者は身代わりを貼れば解決できるのですが、1回は威嚇を入れられてしまう可能性があります。
一方ハッサムの欠点は、トリルで使うには少しSが高いことが挙げられます。シュバルゴの場合、トリル下で鉄球を持っていないモロバレルを縛ることができるのが大きいです。もっとも鉄球バレルはめざ炎を持っている可能性があるので注意したいところです。INCではユウキさんのココドラトリパと当たった際に、トリル下でわざわざモロバレルが出てきたことから鉄球バレルだと読めましたが(試合自体はシュバルゴがブルンゲルにメガホーンを外してHPを削れなかったため、潮吹きでトリルを返そうとしていたクレセが落とされてしまい負けました。ただ、このターンは手助けメガホーンでもっとブルンゲルを削っておくのが正解でした(当たっていればの話ですがww))
◆ローブシン@命の珠 <鉄の拳> 意地っ張り
実数値:209-211-115-*-89-62 努力値:228-252-0-0-28-0
アームハンマー マッハパンチ 冷凍パンチ(岩雪崩) 見切り
・手助け珠アームハンマーでH252振りメタグロスがピッタリ確定1発
・S実数値最遅ハッサム-1
このパーティーの殴り役その2。こちらも手助け珠アームハンマーで等倍ポケを吹き飛ばしていきます。今回のWCS決勝でニョロトノが珠アームハンマーで吹き飛んでいたのを見てその火力に驚いている人が多かったことから考えて、まだまだその火力が知られていないんだなぁと思いました。特に、手助け珠アームハンマーでH252振りメタグロスがピッタリ落ちるのは芸術かと思ったぐらいで、トリル下において早くローブシンを処理したいメタグロスは守ってこないことが多いため、よく餌食になっていました。
ただ、このポケモンも最大の弱点はアームハンマーの命中率で、自分はよく1発目を外して海外勢に負けそうになって発狂してました>< 加えて威嚇を入れられると火力が落ちてしまうのもやはり弱点ですが、個体数が多い威嚇ポケのカポエラーや霊獣ランドロスはクレセリアで処理できるので、早めに処理してローブシンとシュバルゴで無双体勢に入ることが望ましいです。
Aprilとニコニコ超会議予選では冷凍パンチに変えて岩雪崩を採用しました。このパーティーはトリルを貼った後、クレセ、シュバルゴに通りの良いシャンデラ、ウルガモスやブルンゲルが出てくることが多かったため、一矢報いるために岩雪崩を採用しました。その分、シュバルゴが選出できないときに出てくるラティアスなどの処理に手間取ってしまう欠点も出てしまいましたが、INCは海外勢のドラゴンポケモンが多いことから冷凍パンチ、ニコニコ超会議予選は岩雪崩の方が良かったと思いました。
◆ランドロス(霊獣フォルム)@気合いのタスキ <威嚇> 陽気
実数値:165-197-110-*-100-157 努力値:4-252-0-0-0-252
地震 蜻蛉返り 岩雪崩 守る
・最速
威嚇要員で、タスキを持たせることで最低限1回は保証された行動を武器に戦っていきます。
これは後の記事で記述するかもですが、ランドロスの性格はINCでは陽気、ガチ勢の多い環境では意地っ張りがいいと思いました。もっとも最速ギャラドスやシャンデラや準速100族を抜ける陽気の方が評価は高いです。
◆バンギラス@ヨプの実 <砂起こし> 勇敢
実数値:207-196-133-*-125-59 努力値:252-196-20-0-40-0
噛み砕く 岩雪崩 炎のパンチ 守る
・A205メタグロスのコメットパンチ確定耐え
・半減実込みでA1段階upトルネロスの馬鹿力確定耐え
・砂嵐下でC161キングドラのメガネハイドロポンプ高乱数耐え
・最遅
天候要員。ヨプの実とランドロスの威嚇を生かして格闘技を耐え、隣にいるクレセリアなどを殴ります。持ち物はジュエルと迷ったのですが、基本的にエスパータイプはトリル下のシュバルゴで処理をするので半減実の方がいいと思い採用しました。
ハッサムのジュエルバレットまでだったら耐えてくれるので(手助けが入ると吹き飛びます)、炎のパンチをお見舞いしたいところですね。
★選出など
基本の初手選出は、クレセラティ、クレセランド、ラティクレセ。
相手がトルネガブのときはクレセバンギを初手において馬鹿力をヨプで耐えて岩雪崩と冷凍ビームをうちます。ホントはトリルをしたいところですが、読まれると無駄行動になるので冷凍ビーム安定ですね。
このパーティーで処理に困るのはハッサム、ヒードラン、シャンデラ、ウルガモス、ブルンゲルと技外しですね(´◔‿ゝ◔`)
加えて、ローブシンがいるとはいえ、ラティランド、ラティクレセの並びがマニューラやマンムーやキリキザンに非常に弱いので立ち回りに注意が必要です。
特に命中率安定の面で急に数が増えたハッサムがとても重いので、ニコニコ超会議予選の頃にはもう通用しなくなってました。
当時砂スイッチ、特にこのパーティーは結論パといっていいのではないかと思っていました。このパーティーは今使うのには微妙だと思っていますが、砂スイッチがBW2ダブルの中でも屈指の優れた構築であることは疑いようがないと思っています。個人的には、雨パよりも評価が高いです(雨メタのパーティーに対して自分が上手く立ち回れないため)。
次はカントーカップ使用構築ですかね。